2010年3月7日日曜日

ムービングライト

忙しい日が続いています。ミュージカルの稽古でした。僕の場合、完成した音源を先方に渡すだけでなく、本番当日に電子オルガンの演奏をする場合も多くセリフや照明、音楽のキッカケを把握しなければなりません。舞台は、生ものなので本番になにがおこるかわかりません。なので例えば、何かの事情で舞台転換に予定より暗転時間が長くかかったりすればその間を演奏で間をもたせたり、セリフのテンポにあわせて演奏し盛り上げるといったことも、よく要求されます。舞台音楽は、多数の楽曲を台本にあわせて作りますが、個々の楽曲がよいだけでなく、全体の構成としてバランスが求められます。とくにミュージカルは、音楽ジャンルも多岐にわたるので大変です。さて、舞台に設置されているムービングライト、実は僕の事務所からレンタルされているものなんですよ。当初、学校の体育館など照明設備が限られたスペースでの演奏を補うため購入したものですが、要望があれば外部の公演でも事務所としてレンタルさせて頂いています。DMX(音楽の世界でいうとMIDI信号のようなもので演出照明の共通規格)という信号を使ってコンピューター制御で簡単にプログラムでき音楽や場面に合わせて動きやゴボ(柄)、色を変化させることができます。勿論、本職の照明屋さんが使っているものとは、価格やスペックに差がありますが、昨今の経済情勢のなかで手軽さとその効果にご好評を頂いています。僕の事務所では、社会のあらゆる状況に柔軟に対応するために、この他にもスモークマシン、プロジェクター、ミラーボール、簡易音響ミキサー、アンプ内蔵スピーカー、マイクなどを所有しています。写真は、レンタルされているムービングライトと効果音ポン出し用のサンプラー(ノートパソコン左)。

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