2013年5月12日日曜日

なかにし陽子さんリサイタル無事修了!!

ありがとうございました。東京日本橋三越、三越劇場で開催されたタンゴ、シャンソン、ポピュラー歌手なかにし陽子さんのリサイタルが無事修了しました。今回の公演では新しい試みに挑戦させて頂きました。前半のタンゴプログラムコーナーでバンド演奏された小松真知子&タンゴクリスタルの皆さんとアンコールで「愛の賛歌」で共演したり、タンゴクリスタルのバイオリニストの吉田篤さんに入ってもらってボサノバやストリングスアレンジの曲をより豊かなサウンドと響きにして頂きました。吉田さんとは、リハでお話をさせて頂きましたが、温厚なお人柄とは対照的に内に秘める情熱が感じられる演奏でした。
 電子オルガンやピアノを始めとするポリフォニックな楽器は、一人で何パートも同時に演奏できる反面、どうしても1パートの表現力という点では、声楽やモノフォニック(単音)楽器には劣ります。電子オルガンが演奏するストリングス部分にバイオリンに入って頂くことでどれだけの効果があるか未知数でしたがエッジの効いた艶やかさと音としての色香がプラスされ今後の可能性を感じさせる収穫がありました。
 こうした電子楽器とアコースティックのサウンドの融合は、映画音楽、テレビ等の劇版音楽やゲーム音楽のレコーディング現場では、バジェット(予算)の関係で比較的よく使われる手法ですが、リアルタイム演奏現場では少ないです。なぜなら演奏者をはじめ音響さん、舞台スタッフさんに電子楽器に対する理解がないと実現できないからです。
 今回のなかにしさんのリサイタルではオンマイクが基本のステージで、吉田さんのバイオリンもマイクで集音し、リバーブを音響さんにかけて頂きました。
 研究次第でホテルのラウンジやラジオ、デパート提供のテレフォンショッピング等でよく聞かれる101ストリングスオーケストラ、レイモンドルフェーブル、ポールモーリア、パーシーフェイス(ちと古い?)といったポップスオーケストラ、古き良き時代のスクリ-ンミュージックサウンドやカンツォーネやロシア民謡の伴奏等で聞かれるストリングスのような雰囲気ある独特なサウンドも構築できるかもしれません。

↑<レイモンドルフェーブルオーケストラの代表曲シバの女王>
↑<101ストリングスオ0ケストラによるロシア民謡「黒い瞳」>
また、音響さんとの協力次第では、ハリウッド映画のサウンドトラックのような迫力あるサウンドもリアルタイム演奏で構築できるかもしれません。
本番当日の合わせ練習のみでしたが、さすが皆さんプロ。短い時間で仕上げて下さいました。タレントのデヴィ夫人や女優の音無美紀子さんら親交のある芸能人の皆さんも応援に駆けつけて下さり華やかリサイタルとなりました。写真は、当日の様子です。

なかにし陽子さんホームページ
 








バンドリーダー小松真知子さんを囲んで。
タンゴクリスタルの皆さんと。
小松さんは、バンドネオン奏者の小松亮太さんのお母様です。



バイオリニスト(ビオラも演奏されます)の吉田篤さんと。

右からバンドネオン奏者の北村聡さん、
タンゴダンサーのヨシコさん。



母の日ということで急遽演奏することになった
「母の祈り」を作曲された
新進気鋭の作曲家アベタカヒロさんと。

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