2015年5月17日日曜日

第九練習

野田小学校で中川第九演奏会の練習でした。音楽用の音響設備がない2階にある体育館での練習ということでスピーカーやマイクも持ち込み、搬出入や設営時には合唱団の方にもお手伝い頂きました。感謝しております。この小学校は、以前にも音楽鑑賞会としてソロコンサートをさせて頂いたり敬老会で演奏したりと何度か演奏させて頂いた経験があり懐かしい気持ちになりました。
練習を終え、弦楽器パートを演奏する山田さんとともに協賛して頂いている矢木楽器さんの教室をお借りして音直しを行いました。

弦楽器には、デタッシェ、マルテラート、サルタート、スピカート、ポルタメント、ビブラートなどをはじめ、弓のアップ、ダウンの運弓など様々な奏法があります。弦楽器では比較的容易でもキーボードでは難しい同音連打をはじめ、音符をそのままオルガンで演奏してもうまく表現出来ません。同じ同音連打のフレーズでも弦と弓を弾ませる感じなのか刻む感じなのか、それとも弦に圧力をしっかりかけ鳴らし響かせるのかで音色や演奏を変え無ければならないからです。
 また、長い持続音の場合はエンベロープといってどこが山でどこで減衰するのかという音量や音色の時間変化の表現も演奏上で意識していく必要があります。
そして、特に中低音弦楽器楽器特有の胴鳴りの感じやノイズ、スライドする時のポルタメントなど微細ではあるが、その楽器らしさに繋がる特性をキーボードによるリアルタイム演奏としてどこまでを追求するかは、悩ましい点でもあります

 この部分の判断は、演奏のみならず電子オルガンの音色作りにも深く関わる部分なので、音色直しをしながら演奏の方向性を決めました。
新機種に搭載された新しい音色も使い、より良い音色作りにも挑戦です。
色々なプロジェクトが重なり、折れそうな時もありますが、本番まであと少し良い演奏会になるよう頑張りたいです。

 

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